ET2017/IoT2017開催中!ナニコレ楽しい!
今日はET2017/IoT2017に行ってきました
エンベデッド(組み込み機器)とIoTテクノロジーの展示会です。
初参加でしたが、なぜ今まで行かなかったのか、と自分を問い正したい程、楽しかったのです。
宝の山。入場して5分後の感想。
技術系ニュースや各メーカのサイト等で見ていた基板やガジェット、製品やサービス。
その数々が所狭しと展示してある。
どれもこれも興味深いものばかりで、遅々として足が進まないのです。
ちょっと話し込んでいるとあっという間に時間が過ぎてしまう。
何とか無理して多くのブースを回ろうとしたのですが、半分も回らないうちに終了の時間。
ところが、です。
今日は17時で終わりではないのです。
1時間延長して会場全体が懇親会会場となり、ビールやワイン、軽食等が振舞われました。
より砕けた雰囲気となり、話も弾み、展示会終了間際特有のテンションが急降下する感じが無く、笑顔で終了時間を迎えることができました。
出展者はもちろん、来場者も疲れているので、これは嬉しかった。
17時前よりも、より突っ込んだ話ができたと思います。
この時間、STマイクロエレクトロニクスのブースでワインを頂きながら各種IoTセンサー等を備えたロボットのデモを拝見しました。
しかし、いざロボットの出番となったところでエラーがでたらしく、代打のロボットに交代となりました。プレゼンのお姉さん曰く、「酔ったのかな?」。
ナイスフォロー。
これで掴みはOK。
私も最後まで足を止めていましたし、他の方も反応が良かったので、スタッフの方は失敗したと思ったかもしれないが、成功だったと思います。
内容も面白かったです。障害物センサーや温度等の各種センサー、ロボットン自立性、ジェスチャーコントロールの効果的な魅せ方。
一つ一つは今まで聞いたことのあるモノかもしれませんが、それを魅せるデモに仕上げた技術力とプレゼン力、プロデュース力を評価したい。
新技術を開発するのも大変な偉業ですが、それを一つの製品やパッケージにするのも大変な活力が必要です。
そこに一つの成果、作品を見ました。
展示会に新技術や製品を見に行った私ですが、思わぬ収穫を得た気持ちです。
さて、個人的には多くのことを勉強させてもらいましたし、大いに刺激をもらいました。
多くは自分の勉強不足を恥じるところばかりなので、あまり胸を張って紹介できることはないのですが、それでは情けないので、少し触れておきます。
- Armadilloシリーズのラインナップを拡充。(アットマークテクノ)
Allmadilloに3G回線、LTE回線モジュールを加えたArmadillo‐IoTシリーズがおもしろい。タイでこんなサービスをリリースしているそうだ。携帯端末等のWiFiのMACアドレスを同端末に収集させ、これをショッピングセンターなどの要所に配置し、各端末からクラウドに集めた情報から人の流れを解析するというもの。
- セイコーエプソンの水晶発振器。
お馴染みのシリーズだと思うが、今はスペクトラム拡散機能の付いたラインナップがあるそうだ。クロック周波数の倍数などで放射雑音が発生する。これを抑えないと規格を通せない。通常、これを改善するためには基板改版や筐体設計を見直す必要があるが、クロック周波数を意図的にブレさせることによって、放射雑音を分散させてピークを抑えるというもの。すごい。
え、みんな知ってるの?すごい楽じゃん。
- 設計力を鍛えるセミナー等を展開しているビースラッシュ(株)が自社のコンサル業務のために作り上げた、ソースコードを解析し、図示化やルール違反等をスコア化するツールを一般に提供。
セミナー等その一時では終わらせない、その後の継続改善を提案。
- Interfaceが提供しているFA PCの代替になるであろうBOX型小型PC群。
厳しい環境で用いられるこれらの製品について、その基板を腐植から守るコーティングを施すサービスを提供。
粉塵とかにも強そうですよね。
- RenesasSynergyプラットフォームには、OSをはじめ、主要ドライバが無償提供される。
- QualcommのSnapdragonというプロセッサを搭載した評価ボード9800円1枚から。(chip1stop)
半分も見れなかったので、きっともっと面白いものがたくさんあると思います。
明日も行きたいくらいですが、残念ながら参加できません。
後は頼みます。
今朝の時点では、二日連続で別の展示会に参加した疲れと、方向音痴をいかんなく発揮したトラブルにより、来年はもういいかな、とか思ってた私ですが、来年もきっと来るでしょう。2日はほしいな。