組み込み系OSはRTOS?Linux?その 過去 現在 未来

組込みソフトのOSは、OS無しの時代から始まり、各種RTOSや独自OSが広く採用され、ほとんどのシェアを占めていましたが、LinuxやWindows等のリアルタイムではないOSの採用事例が増加しています。
やはり高い利便性が無視できないためでしょう。

なぜ、素直に便利なOSを使わないのか?

その理由はRTOSの優れた応答性に有ります。

また、完全なカスタマイズ性能や独自性、プログラムやメモリのサイズが小さくしやすい、というのも大きな理由です。

しかし、CPUやメモリ等の各種デバイスの高速化やメモリ容量の増大によって、応答性やサイズの利点が薄れ、多くのメーカ/ユーザの参入により多機能化が進んだ結果、現在、メーカやエンジニアに選択の自由を与えると同時に、決断のストレスを与えています。

OSやそれ以下のレベルにまで手を出して最大のパフォーマンスを得ることができるRTOSの特徴は、最大で最後の砦と言えるでしょう。

競争の激しい分野では、まだまだRTOSが重宝されるでしょう。現に、2017年現在でも、RTOSの新版やサポート
パッケージが次々とリリースされ、頻繁にセミナーなどが開かれています。

組み込み系OSの今後は?

さて、この先はどうなるでしょうか?RTOSの高機能化が進み、WindowsやLinux等の高機能OSを跳ね返し、PCにもRTOSが搭載される世が来るでしょうか?

それとも、高機能OSがパフォーマンスとマーケット力でRTOSを飲み込んで、工業装置や家電製品、HDD等小さなデバイス全てに搭載される様なことになるのでしょうか?

おそらく、一色に染まることは無いでしょう。しかし、ハードウェアや汎用コンピュータの進化に後押しされている高機能OSの方が有利に感じます。

個人的には全てを掌握できるRTOSの方が好みですが、エンジニアたるもの、新しいものや時流を恐れてはいけません。

TI ARMボードの開発環境の選択

とりあえず、TI ARMボードの開発環境としてはLinuxを選びました。

その可能性を掘り下げ、どこまでRTOSに迫れるか、何が及ばないのかを見ていきたいですね。
もちろん、その広範な利便性とその有用性も。

LinuxのKernel(OSの本体)を軸に、各種ツールを軽量化/パッケージ化したBusyBoxというツール等がデフォルトで組み込まれています。そして、Ubuntu等のPC向けLinux等と同じ様に、簡単なコマンドでツールや機能を追加できます。

そこに、組み込み分野に求められるアレコレをぶつけてみましょう。

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