今年使ってみて、あるいは比べてみて、特に優れていると思った道具などを紹介します。
また、2年半使い続けているオフィスチェア「ing」（イング）の使用感や変化についてレポートします。

コクヨ ing（イング）2年使用レビュー

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コクヨのオフィスチェアing（イング）を使い始めて2年半。
使用当初のレポートを見た方から、長期の使用感を聞かれることがあるので、少し触れておこうと思います。

まず、2.5年の間、約週6で使用し続けて、不具合やヘタリは全く感じていません。

座面や背もたれのメッシュ生地にも弱っているところは無く、クッションにも劣化は感じません。
最大の特徴である座面の可動においても、ストレスや違和感は無く、軋み音もありません。
肘置きのクッションにも凹みや劣化は見られません。
足元のキャスターにも異音や引っ掛かりはありません。

期待以上の耐久性が証明されましたね。

フローリングで使用していますが、床にキズやキャスターの跡はつきませんでした。

使い始めが冬場だったので、夏場のムレ感が心配されていましたが、そこそこ、といった評価です。
完全メッシュのイスと比べれば、やはり多少は蒸れます。
しかし、ビニールや革の椅子に比べれば、ほとんど蒸れないと言えるレベルです。
そうですね…布地のオフィスチェアと比べたらちょっとマシ、というレベルでしょうか。
エアコンを使っている時は蒸れないが、汗ばむ環境で数時間座りっぱなしだとお尻が少し汗ばむかな、という感じです。
通常は1～2時間に1回程度は休憩などで席を立つので、それほど汗ばむことも無く、対策を講じようと考えることもありませんでした。

座面のクッションはヘタってません。クッション性も硬さも変わってないと思います。
クッションの硬さですが、1～2時間座りっぱなしでも快適、3時間以上集中して座っていると、少し立ち上がったり柔らかいソファーに座りたくなる、そんな硬さです。

座面が稼働するので腰の運動にはなりますが、残念ながら私の頑強な肩こりに改善は見られませんでした。
ちなみに、痩せることもありませんでしたが、太ることもありませんでした。

ESDチップピンセット P-640-S（HOZAN）

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表面実装部品（SMD/チップ部品）など小さな部品を使用する場合、ピンセットに磁性が付いていると、部品がピンセットの先端に引っ付いて、思うように作業できません。

気を付けているつもりでしたが、いつの間にかピンセットに着磁してしまっていました。

ピンセットについた磁性に悩まされた時、先端が樹脂（プラスチック）のピンセットが便利です。
電子部品を扱う場合は、ただのプラスチックでは、静電気の危険にさらされてしまうので、「ESD対応」「帯電防止」などの機能が必要です。
そこで、ESDチップピンセットを使用することにしました。

効果はテキメン。途端にチップ部品がおとなしく従順になりました。

様々なメーカがESDチップピンセットを販売していますが、やはりピンセットはHOZAN。
作りがしっかりしていて、先端にずれが無い。
先端の形状も様々で作業内容や好みに応じて選択できます。

チップ部品（1608サイズ）をメインに使っているので、先端1mmのP-640-Sを選択しました。
…が、これは失敗でした。私の場合は、先端が丸いタイプか、もっと細いタイプが良いです。
先端がくの字に曲がっているタイプが良いと言う方も多いですね。
私は真っ直ぐなものが性に合います。
しかし、その点を抜きにしても便利。

正直、こんな便利なものだとは知りませんでした。
昔は「プラスチック？そんなやわなモノで作業できるか」と思っていましたが、若かったですねぇ。
もっと早くから使っていれば…（遠い目）

ニトフロン粘着テープ（日東）

 

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高温になるものや発熱する物にも使えるテープです。粘着面の反対側は、高温になってもぺたぺたしません（サラサラ）。

アクリル加工機のアイロン部分の焦げ付き防止の為に使い、文句なしの性能でした。
しかし、その後、電子工作などで使うようになって、更にその性能の高さにほれ込みました。

一つは、程良い伸びがあって、でこぼこした物も固定しやすい。
一つは、丈夫で、尖った部品などで多少傷ついても、切れない。
一つは、更に、粘着直も程良く、簡単に衰えないし、のり残りしない。
この3つの利点に加え、電子部品によっては発熱する物もあるので、相性抜群。
何度も付け外ししても、なかなか衰えない。
コレいいわ～

マスキングテープ 難燃性（3M）

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半田ゴテやヒートガンを使うとき、周りの部品を溶かさない様に保護する時に大活躍しています。
こてをしばらく当てていると焦げますが、それだけ。簡単に穴が開くことも無いし、糊が残ることも無い。
使い始めてから思い出しましたが、以前勤めていたメーカで使っていたものと同じものでした。
うん、安心感が違う。

マスキングテープ 243J Plus（3M）

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普段使いに便利。このテープを使い始めてから、他のマスキングテープはもちろん、セロテープも使わなくなりました。
何と言っても、ベタベタが残らない！粘着力が程良い。そして安い！（12巻セットなので、1つ約40円）
貼ったまま夏場を経てから剥がした場合でも、糊残り無くベタベタしませんでした。
色が黄色しかないため、目立ちすぎると思って抵抗があったのですが、少し使い慣れた頃には、すっかり気にならなくなりました。
未使用の巻いてある状態だと濃い黄色（警戒色）に見えますが、使用時は薄い黄色なのであまり気になりません。

エッチングニッパー TT-14（ハセガワ）

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普通のニッパーしか使ったことのない方に、ぜひ使ってみてほしい。模型用のニッパー。
その道の人によると、最高の切れ味ではないというが、私には脅威の切れ味、と思わせるに十分な代物でした。
そして、何より、バリの残らないカッティングがすごい。
普通のニッパーの刃は、Vの字に刃が研いでありますが、これはレの字に刃が研いであります。
その為、模型のランナーなどを切り離すとき、刃の平面側を部品に当ててパチンと切ると、まったくでっぱりが残らない！
エッチングニッパーは、薄い金属板でできた模型部品をカットするための道具なので、切れ味のわりに丈夫だという話も気に入りました。

「安くてそこそこ良いもの」と「良いもの」の差が大きい

昔から良く「日本製の道具は良い」と聞きますが、日本人の私の周りではそれが当たり前なので、たまにそんな話を聞いても「でしょ？」と軽く思う程度でした。
しかし最近は、「すごく安く、そこそこ良いもの」が大量に出回っているので、あまりこだわらずにそういった道具を利用することが多いのです。すると、たまに特別出来の良いものに触れると、すごく感心しますし、感動します。
そして、やはり日本製が多い。勝手ながら、ホントに誇らしい。日本に生まれてよかった。