InterBEE開幕!行ってきました!
今日から幕張メッセで開催されているInterBEE2017に行ってきました。
業界では、海外の人を含めても知らない人はいない、と言うほどメジャーな、放送機器の展示会です。
一般の人でも、最新の業務機器やコンテンツ製作の舞台裏を垣間見ることができます。
ネットで登録すると無料で入れます。
出展者はスーツ姿が多いですが、業界の人=お客さんは普段着ですので、臆することもありません。
金曜まで開催してますので覗いてみてはいかがでしょうか。
Inter BEE 2017 入場事前登録受付中!
https://regist.jesa.or.jp/
interbee-jp/ (InterBEEメールマガジンより)
2018年12月4K/8K実用放送開始
東京オリンピックまで1000日を切り、いよいよ過熱してきました。
と言われても「あーそーだよね」くらいですよね?
でも、放送局やメーカの人、番組制作の人、その関係者は、もうお尻に火がついています。
NHKのブースには「2020年のご家庭のリビングはこうだ!」と大きく書いて
最新4K/8Kモニタを置いていました。
私には、こう言っている様に見えました。
「我々は着々と準備を進めている。他の局の皆さんはどうですか?間に合うのですか?」
言われてる側の陣営は大変です。逆算すると…
- 2020年オリンピック
- 2019年冬のボーナス商戦で、消費者がテレビ、レコーダ、チャンネルを選ぶ。どのケーブルテレビを契約/継続するか、またはネットで観戦は現実的か否か。
- 2018年冬~2019年春、4K、8K放送を開始。
- 2018年夏~秋、新機材、新スタジオの運用(総合)チェック。
- 2018年冬~夏、新機材導入工事、部分的チェック。
- 2018年冬~2017年、新機材決定、システム構成決定、新スタジオ工事決定。
- 2017年上記の検討、デモ…
うん、間に合ってないですね。
これでも無理に押し詰めた感じで書き出してみたのです。実際は関連各所、各設備も絡んでもっと複雑でしょうし。
新技術はありがたいですが、大変だ。
また家電の出費が、とか文句言いにくいよ。彼らの苦労を思うと。
4K?8K?
現在のフルHD=2K。
フルHDの縦横2倍の解像度(ドット数)=4K。
(フルHDモニタ4枚分)
フルHDの縦横4倍の解像度(ドット数)=8K。
(フルHDモニタ16枚分)
8Kの効果
さて、映像が8Kになると、大きなモニタでも、映像特有のドットやジャギー(ギザギザ)が見えないくらい高精細になり、尚且つ色再現力もレベルアップしているので、臨場感が変わる、と言われています。
過去にも、フルハイビジョンに移行した時に臨場感や再現性が大幅に向上する、という様なことが喧伝されていましたが、今回は次元が違うかもしれません。
もはや、
番組ではない。
体感だ。(HNKブース より)
臨場感だけでなく、高精細ゆえに、細かいところが見えるようになります。
フルHDの時も女性タレントや女子アナが大層気にされていましたね。
いや、そっちではなく。
遠くの様子が見えるようになる、という意味です。
団体競技ですよ。
スタジアムでしか見えなかった部分が見えるようになるわけです。
おお、楽しみですね。
音も拾って!
さて、遠くが見える様になると、その音も気になりますよね?
動きは見えるのに、音は歓声とか実況の声だけ、というのでは、臨場感が台無しです。
歓声も臨場感ですが。
音声スタッフも頑張ってくれると思うのですよ。
激しい攻防の音。
聞きたいですよね?
シュートの音。
聞こえるかもしれませんが、遅れて聞こえるなんて嫌ですよ?
近くで拾ってくださいよ!
いや、きっと彼らはやってくれますよ。
期待しましょう。
でも、そうすると、音声信号の数、すごいことになりそうなんですよね…
今でもそうですけど、マイクの数、すごい数なんだそうです。
それを選択して、雑音の無いものを選別して、シーンに合わせたものをかき集めて、放送されるのですね。
大変だよなぁ…
音声機器も過熱
膨大な音声信号を一つの信号にまとめて伝送する技術があります。
今日、特に目についたのはDANTEという規格。
YAMAHAのブースを始め、色々なブースでアピールしていました。
何十本もの音声信号を束ねた信号が各所から編集室へ引かれ、そこで選択しながらばらして、効果音や実況と合成して、放送に流す。
実際はもっと複雑で、色々な信号や機材を通して、やっと放送に使える品質になるのだそうです。
4KはPCモニタでもよく見かけるようになってきました。
8Kも2018年12月ですか。
音声も白熱してますね。
いや、楽しみですね。
皆さん。軍資金は大丈夫ですか?
あなたはついていけますか?