コクヨのオフィスチェア「ing」1か月使用レポート

購入から1か月。

コクヨのオフィスチェア「イング」。すっかり慣れました。

「実際のところどうなのか」気になってる方も多いと思いますので、レポートをお届けします。

私が選んだのは、座面もフレームも黒、ラテラル(一番低い背もたれ)タイプ、フローリング用(ポリウレタン巻き)キャスターです。

メーカのサイトによると、腰の動きに連動して、肩も良く動くということで、万年肩こりにも効くのでは、と期待したわけですが…

少なくとも1か月で効果を感じることはなく。
まあ、これについては気長に見ていきましょう。

さて、ではオフィスチェアとして評価していきましょう。

 

搬入は業者の手による組み立て

搬入は、メーカが手配した業者によって行われました。

マニュアルに組み立て方も載っていますが、業者による完璧な組み立てを提供しているようです。

トラックの中で開梱と組み立てを行い、搬入してくれました。

梱包材などはそのままお持ち帰りで、片づけ要らずです。

まず、前回のレポートに書いた内容については、特に訂正ありません。

前回レポート:コクヨの「ing」(イング)試してきました! そして逃れられなく…

前回レポートではベタ褒めでしたが、購入後の使用感もやはり変わり無く、何の問題もなく使用スタートしました。

 

 

背もたれが一番低いタイプを選択。くつろげるだろうか?

購入時に迷っていた背もたれのサイズ。

ヘッドレスト付きが一番背が高く、ヘッドレストをなくしたタイプが中間。
更に背もたれを低くしたタイプ、の3タイプ。

首を後ろに倒して肩こり解消のストレッチ、これが欠かせないので、ヘッドレストは無用。

そして、中間サイズと一番低いサイズで迷っていたわけです。

一番小さいタイプの方が上半身のストレッチには都合が良いのですが、ある程度体を倒して休憩もしたいですよね?

迷った末、最悪、休憩は別のイスで良いか、ということで一番小さいタイプに決めました。

そうして、しばらく使った結果としては…正解でした。

背もたれが低いタイプとはいえ、後ろによりかかれないわけではないので、休憩姿勢も何の問題もありませんでした。

逆に、中間タイプを選んだ場合、頭を後ろに倒したときに背もたれにあたってしまったかもしれないな、と思うのです。
もちろん、その方が良いという方はそれで良いのでしょうが。

 

座面の硬さ:唯一のマイナス(?)評価

3時間以上作業していると、若干お尻が痛くなって立ちたくなる。
あるいは姿勢を崩したくなる。

ちょっと座面が固いのです。

デスクワーク用として十分なクッション性を持ち、オフィスチェアとして必要以上のクッション性を持たせない。当初の評価はそんな感想でした。

しかし、座面の硬さの好みとか、お尻の耐久性(?)とか、人によって千差万別。非常にデリケートなものですよね。

これこそ、長時間使ってみないとわからない事であり、今回のレポートで一番伝えたかった事です。

私はどちらかというと、座面がやわらかい方を好むタイプです。

もう少し、3%くらいやわらかいと良かったですね。(^^)

でも、こういった素材は、温度で変化するものです。

暖かい時期での評価はまた変わるかもしれません。

あるいは、高性能な素材で温度に左右されないものなのかもしれませんし、蒸れるかもしれません。

これは、半年後、1年後のレポートが必要かもしれませんね。

 

お試しの時は気づかなかったひじ当ての秘密

数日使って慣れたある日、姿勢を崩してひじ当てによりかかりながら考え事。

ふと、ひじが痛くならなかったことに違和感を覚え、観察してみると、ひじ当てがへこんでる(!)

見た目から、ひじ当てはプラスチックだと思い込んでいたのですが、クッション性のある素材でした。
何と言う素材なのでしょうか、表面はやわらかいプラスチックと固いゴムの中間くらいで、表面マット加工の様な感じで、若干滑り止めが聞いてるけど服などの繊維が引っかかる感じではない…そんな感じ。
クッション具合は、分厚いゴムの様な固いウレタンマットの様な。

「へこんでる」と思った次の瞬間には元に戻っていたので、耐久性も問題なさそうです。

これはうれしい誤算でした。

 

グライディング機構と安全ストッパー

座面(+背もたれ)が自由に動かせられる機構を、グライディング機構と言うのだそうです。

長時間使ってみて思った注意点が一つ。

意図せず、少し傾いた姿勢で作業を始めてしまうと、その傾いた姿勢をまっすぐだと思い込んで、ずっとその姿勢で作業を続けてしまうかもしれません。

そうすると、疲れ安くなったり、自身の姿勢が悪くなったりするかもしれません。
気を付けたいものです。

一方、座面の前端や端に座ったときは、傾かずに真っすぐをキープしてくれる機能。これを安全ストッパーというのだそうです。

前回レポートで少し触れたことを思い出しました。

この安全ストッパー機能を意識して使うと、正しい真っすぐな角度を知ることができるので、姿勢を正すことができます。

 

その他

マニュアルに「可動部に注油しないでください」とあります。注油すると油がたれて床や衣類を汚すだけでメリットがない、ということの様です。

逆に言えば、油は必要ない、ということなのでしょうね。
ギシギシ音など遠慮したいのでありがたいですね。まさかずっと無縁ということもないでしょうが、長く使うものとして、一つ安心材料が増えました。

 

搬入の時、業者さんに教えてもらって驚いたのですが、座面の下に小さなポケットが付いていて、そこに小さく折りたたんだマニュアルが入っていたのです。

パソコンのマニュアルも見失う様な我々が、イスのマニュアルなんて保管しておけるわけがないので、これはありがたい。

故障時や廃棄時にこれがあると助かります。
万一、レバーやひじ当てが外れても、組み立て方が載っていれば、慌てることもありません。

 

以上、1か月使用した感想でした

1か月使ってみると、やはり気づくことも少なくありませんでしたね。

春を迎え夏を迎え、季節による変化を感じるのでしょうか?
1年後あるいはその先、耐久性について何か感じることはあるのでしょうか?